日本人にとって欠かせないお味噌。
みなさんはどちらのお味噌を使っていますか。特にこだわりのない方、お気に入りのものがある方、いろんなお味噌をお試し中の方、さまざまだと思います。
私は今までけっこう無頓着で、減塩とか値段とかそんなのがお味噌を選ぶ基準でした。しかし由利本荘市で暮らすようになり、住んでいるところで作られているものを食べるのが身体に合うのではないかと思うようになりました。
というわけで今回は、由利本荘市石脇の「マルイチしょうゆ・みそ醸造元」の味噌を紹介いたします。
マルイチしょうゆ・みそ醸造元
今回ご紹介する味噌を製造しているのは、秋田県由利本荘市石脇地区にある「マルイチしょうゆ・みそ醸造元」(以下「マルイチ」と表記します)です。創業は明治3年。150年以上もの歴史のある醸造元です。
味噌には、米みそ・麦みそ・豆みそなどの種類がありますが、「マルイチ」では米みそを作っています。秋田県ではお米がたくさん穫れるので米みそが主流だそうです。
なお今回は味噌の紹介ですが、「マルイチ」ではお醤油も作っていますし、その他つゆやたれ・ポン酢・甘酒など実に多彩な商品があります。
看板商品「秋田みそ 鳥海山」
「マルイチ」の看板商品はこちらの“秋田みそ 鳥海山” です。国産米を使うことにこだわって味噌を作っています。
私がいつも購入するのは、「秋田みそ鳥海山 20こうじ ゆらら【甘口】」の袋入り1kg。カップ入りもありますし、量も何種類かありますので、ご家族の人数や用途などに合わせて選べます。
《20こうじ(麹)》とは、麹歩合のことで《大豆1:米2》という意味です。米麹が多いと甘味や旨味が強くなります。《大豆1:米1》の10麹の味噌も販売していますが、「マルイチ」では20麹の味噌をお買い求めの方が多いそうです。
『甘みがあるほうがおいしく感じるのではないかな』と「マルイチ」の会長さんはおっしゃっていました。
味噌に使われている「秋田香酵母ゆらら」について調べてみました。
秋田県味噌醤油工業協同組合と秋田県醸造試験場(現秋田県総合食品研究所)が4年がかりで共同開発した「秋田香酵母・ゆらら」は秋田県で初めて開発された味噌用酵母です。
秋田県味噌醤油工業協同組合ホームページ
名前は、味噌汁からゆらゆらと香り立つ湯気をイメージして「ゆらら」と命名されました。
なお、私は無頓着を遺憾なく発揮し、何とも思わず粒味噌を購入していますが、こし味噌もあります。
この味噌を使うようになってから月日が経ち、この味が当たり前になってしまいましたが、優しい甘みが口の中に広がり、とてもおいしく感じた日をよく覚えています。
私は料理が得意ではないこともあり、ほぼお味噌汁にしか使っていません。ですが、焼きおにぎりにも合うそうなので、今度やってみようと思っています。
また、『味噌の塩分を気にされる方もいるかと思いますが、中に入れる具を工夫したり、具だくさんにしたりするといいですよ』と「マルイチ」の会長さんからアドバイスがありました。
味噌の種類は他にもいろいろ
「マルイチ」ではさまざまな味噌を製造しています。
こちらは、2022年の全国味噌鑑評会で理事長賞を受賞した「吟醸 鳥海山みそ」(数量限定商品)です。
その他、由利本荘市産のお米「ササニシキ」と、厳選された国産大豆を使った「秀麗 鳥海山」や、甘みの強い30麹の味噌などもあります。私はまだ1種類しか試してみたことがないので、他の味噌の味もとても気になります。
「マルイチ」でお料理に合うもの、またご自身やご家族の好みに合うものを探っていくのも楽しそうです。
味噌の購入について
「マルイチ」の味噌は、由利本荘市内の各スーパー等で購入できます。市外の一部スーパーでも購入できますよ。
なお、販売箇所により金額は異なりますのでご了承ください。また、それぞれで取り扱っている商品の種類や数も異なります。
相談しながら購入したい方、全種類の味噌を把握したうえで購入したい方は、「マルイチ」の店舗に直接行かれてもいいかもしれません。全国発送もしているそうです。
※「マルイチ」の駐車場はあまりスペースが広くないのと、店舗前の道路は交通量が多いので十分にお気を付けください。
【マルイチしょうゆ・みそ醸造元】
住所:秋田県由利本荘市石脇字石脇11
電話番号:0184-22-0006
営業時間:8:00~17:00
定休日:第2・4土曜、日曜、祝日
駐車場:あり
・記載の内容は取材時(2023年3月)のものです。
コメント